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2020/02/19
紙袋の素材の種類と特徴
オリジナル紙袋を製作する際に、どんな素材の紙を使用するかによって、
かなり紙袋のイメージが変わってくることがあります。
どの素材の紙が安いのか?
どんな特徴があるのか?
どのぐらいの厚みがいいのか?
初めてオリジナル紙袋の製作をする方にとってわかりやすく、
紙の素材について解説していきます
【この記事の目次】
オリジナル紙袋の紙の素材と特徴
~未晒(みざらし)クラフト紙~
未晒クラフト紙は茶色の色をした、漂白のされていないナチュラルな紙の素材になります。
手触りはざらざらしており、加工無しの自然の雰囲気のある素朴な紙なので、エコを意識している方におすすめの素材になります。
スターバックスさんなど、カフェでよく使われている紙の素材で、取っ手(持ち手)も茶色の紙紐にするのが定番となっていて、おすすめの仕様です。
紙の厚さは100g/㎡、120g/㎡が一般的に使われており、カフェなどでは厚み100g/㎡が適正です。雑貨屋さんやアパレルショップでは120g/㎡がおすすめです。
未晒クラフト紙の特徴
漂白される前の素材になりますので、紙の素材の中で一番安価の紙になります。
印刷はオフセット印刷が一般的なのですが、未晒クラフト紙にオフセット印刷をすると、印刷が沈んで見えるので、想像していた色味と異なることがございますので、注意してください。
また、印刷範囲が広い場合はニス引きがおすすめです。ニス引きとは印刷した表面に耐熱性、耐摩擦性など耐久性ををもたせ、色落ち防止にもなります。
はっきりとしたロゴなどを入れたい場合は箔押し(ホットスタンプ)がおすすめです。
※未晒クラフト紙
~晒(さらし)クラフト紙~
晒クラフト紙は未晒クラフト紙を漂白した少し黄色みがかった白い素材の紙になります。
表面はざらざらしていて、少し和紙のような雰囲気のある素材になっております。
高級パン屋さん、和菓子屋さん、お寿司屋さんなどでよく使われております。
紙の厚さは未晒クラフト紙同様に、100g/㎡、120g/㎡が一般的に使われております。
お寿司屋さんや和菓子屋さんでは厚み100g/㎡が使われることが多いのですが、ケーキ屋さんやパン屋さんでは120g/㎡をおすすめしております。
晒クラフト紙の特徴
黄色みがかったシンプルな白ベース紙なので、シンプルにロゴのみで表現しても雰囲気がでますし、印刷も未晒クラフト紙同様に沈むので、全面印刷をして沈んだ色味でアレンジをすることも良いと思います。
紙の価格も未晒クラフト紙の次に安価で、人気のある紙となっております。
※未晒クラフト紙の特徴で紹介してますように、全面印刷にはニス引きをおすすめします。
※晒クラフト紙
~コート紙~
コート紙は表面に塗料(コーティング)を塗った少し青みがかった艶のある紙になります。
BAGMANで最も人気のある素材になります。
印刷の色味がほとんど思った通りに表現できますので、複雑なデザインや写真のような人物像でも綺麗に表現できます。
アパレルショップ紙袋(ショッパー)、展示会用紙袋、会社用紙袋などでよく使用されております。
紙の厚さは、157g/㎡、180g/㎡、200g/㎡があり、157g/㎡がよく使われております。
高級感のある紙袋にしたい場合は紙の厚みを厚くすることをおすすめしてます。
コート紙の特徴
晒クラフト紙、未晒クラフト紙にニス引きがあるように、コート紙にはPP加工(ラミネート加工)というものがございます。
PP加工(ポリプロピレン加工)とは、色移り防止・耐久性、耐水性を高める透明のフィルム(ラミネート)のことを言います。
PP加工にはマットPP(ツヤ無し)とグロスPP(ツヤ有り)があります。
マットPPは高級感のある落ち着いた雰囲気を出すことが可能です。
グロスPPはキャラクターのデザインなどによく使われており、同人の紙袋などに人気がございます。
※コート紙(左側:マットPP 右側:グロスPP)
~カード紙~
カード紙はコート紙と同じように、表面に塗料(コーティング)を塗られた素材の紙になります。
印刷もコート紙と同じで、複雑なデザインでも綺麗に表現ができます。
コート紙と決定的に違うのが紙の厚さになります。
カード紙はコシのある厚い紙になっており、紙の厚さは190g/㎡、210g/㎡、250g/㎡とございます。
高級ブランド紙袋やブライダル紙袋によく使用されている素材になっております。
コート紙に比べるとお値段高めですが、耐久性があって、こだわったオリジナル紙袋にする場合はおすすめしております。
カード紙の特徴
カード紙の最大の特徴は素材の厚さです。耐久性もかなり高いので、大きなサイズな紙袋に適しております。
また、厚みのある紙なので、浮き出し加工やエンボス加工などをすると、綺麗に表現できるのでおすすめです。
PP加工についてはコート紙と同様になります。
1つランクの上のオリジナル紙袋を製作する場合は是非カード紙を使用してみてください。
※カード紙(マットPP仕様)
まとめ
紙袋の素材の種類と特徴についてはいかがでしたでしょうか!?
素材ごとにそれぞれの特徴がございますので、使用用途や予算に合わせて素材選びをしてみてください。
最後によく使われている使用用途をまとめると、
未晒クラフト紙 → カフェ紙袋、雑貨屋さん紙袋など
晒クラフト紙 → お寿司屋さん紙袋、和菓子屋さん紙袋、高級パン屋さん紙袋など
コート紙 → アパレル紙袋(ショッパー)、展示会用紙袋、会社用紙袋など
カード紙 → 高級ブランド紙袋、ブライダル紙袋など
上記参考にしていただければと思います。
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